熱中症

「熱中症」

犬は、体の構造が寒さに強いようになっています。
犬の基礎体温は38℃後半から39℃前後といわれていて、
人間よりも少し高いことが普通です。
かつ、全身が毛に覆われていて、熱を逃しにくいようになっています。

一方で、放熱する機能は弱く、汗腺も発達していないので、汗をかくことも苦手です。風が吹く、周りの気温が自分の体温より低い、などの条件があれば熱を逃せますが、
それがなければ、呼吸で熱を逃していくしかありません。

犬は興奮したり、熱かったりするとハアハアしていますが、
それは熱を逃しているのです。これをパンティングといいます。
しかし、パンティングによる熱放散には限界があり、
長時間暑い環境にいると、熱中症になってしまいます。

暑い夏は犬にとってつらい季節です(>_<)

2024年07月29日